PERSON 01

私はもともと家具や備品を卸売する会社で営業として働いていましたが、航空機や自動車産業に関わるイケダの仕事に魅力を感じ、30代の頃に中途で入社しました。同じ営業とはいえ前職とは扱うモノがまったく違いますから、はじめは商品を覚えるのが大変でしたね。特に扱う商材の数が非常に多いので、正直なところ今もすべての商品を把握できているわけではありません。ただ、営業によってそれぞれ得意とする分野がありますから、ときには後輩から特定の商品について詳しく教わるなど、お互いに情報を共有しながら補いあっています。イケダは商社でありながら、メーカーとしての機能も兼ね備えた会社です。お客様の要望に合わせて自社で製品を加工したり製作したりすることもあり、ただ商品を売るだけの仕事よりも責任感は大きいですね。

自動車部品には0.001ミリの精度を求められることもあり、お客様からは実現できるかわからないような難しい加工を相談されたこともあります。不安を抱えながらも、何度もプログラムや刃物を変えて数ヶ月かけて求めるものが出来上がったときの感動はいまでも忘れられません。メーカーとして色々な要望に対応しているわけですから、お客様を支えていく手法はたくさんあります。お客様の多くはコストを下げることに重きを置いていますが、コストダウンを実現する方法も色々あると実感しています。過去には失敗談も多々ありますが、お客様のお困りごとを一つひとつ解決していくのが私たちの仕事です。お客様からのありがとうの言葉や共に味わう感動をこれからも積み重ねていきたいですね。